たぶん初めは小さな思い付き。
ちょっとずつ夢を重ねて
10年たったら
こんなお店になっていました。 

2009年12月29日火曜日

*いわにちリビング*

岩手日日新聞社さんの「いわにちリビング」12/26日付で当店を紹介していただきました。
その名も「素敵なお店、紹介します」というコーナー。
・・・いやぁ、素敵だなんてそんなぁ。(←ずーっと前からこのコーナー名です)
こちらから記事が読めます。
でもほんと、「素敵」ってちょっとでも思っていただけるように
ちょっとでもキランと光るものを見つけてもらえるように
あちこちに仕掛けて頑張っております。
これからもどんどん仕掛けていきたいなって思っています。

明日で今年度の営業はおしまいです。
新年は1/3からの営業となります。
新しい年も、どうぞ「ー珈琲・うつわーわたなべ」をよろしくお願いいたします。
良いお年を!

2009年12月28日月曜日

おいしいお店の紹介です

今日のお昼は、「グリズファーム」さんへ行ってきました。
もともと無農薬有機肥料のお野菜を作っていらしたのですが、
この度その野菜を使ったレストランをオープンしたとお知らせを頂いていたのです。

経営するアパートの一室をご夫婦でリフォームしてレストランに・・・。
自分達でリフォームしたり、その時期やなんかも私たちとほとんど一緒で
なにせ衛生責任者の講習会ではご一緒させていただいたという(笑)。
まるで苦楽を共にしたかのようなこの偶然!
これからもお互い頑張って盛り立てていきたいものです。

味わい深いお野菜を、野菜を知り尽くした方の料理で頂くのは何とも贅沢。
今日は中華の野菜あんかけご飯、スープ、おみ漬け、おひたし、煮物
デザートはトマトシャーベットそしてうちのコーヒーをその場で挽いて飲ませてくれました♪
お肉やお魚は使わないのでとってもヘルシーなんですが、
いろんな味が楽しめてボリュームもたっぷり、体もとっても元気になりました。
和食の時も、イタリアンの時もあるそうです。

11:30-14:30 ランチ¥1000
夜は予約営業で12名まで

不定休なので来店時は電話(019-639-1360)で確認してくださいね。
場所は盛岡市西見前12-102-3 ヴィラ弐番館101号です。

ちなみにランチ¥1000のところ¥800になる割引券をうちの店にも置いてありますので
どんどんご利用下さい♪

2009年12月19日土曜日

年末年始のお知らせ

すごい雪!
うちの子達これでサンタさんがソリで来られるって安心してました。
でも雪が無くてもなんとかして来るらしいです。
どんなサンタ?

子供達にはクリスマスでも、
大人は年末年始で頭を忙しくしている頃。
うちも12/31-1/2の3日間お休みを頂きます。
今一度ゆっくり父の墓前で手を合わせてきたいと思います。
お父さんってば入院中にお正月用のお寿司を予約していたらしくて
亡くなった後でみんなで「えぇー!」ってなりました。
だから墓前で一言「食べたかったなー」ってぼやいてきましょう。

2009年12月15日火曜日

臨時休業のお知らせ

12月16日(水) 「食品衛生責任者講習会」出席のため
          お休みとさせていただきます。

これに参加して責任者を1名置くことが、喫茶店営業のおきまりなんです。
先に保健所の許可は下りていますが、
晴れて喫茶店として胸を張れることになります。

今月はお休みが多くご迷惑をおかけしますが、
なにとぞご了承くださいませ。。。

2009年12月13日日曜日

空白の間

ここ1週間ほど突然お店をお休みすることになり
足を運んでくださった方をはじめ皆様にご迷惑をおかけしました。
また、ご心配もおかけしたことと思います。

実は入院中だった店主の父が、
先日他界いたしました。

慌てて駆けつけ、
最後の2日間を一緒に過ごすことが出来ました。

葬儀も無事にとりおこない、
たくさんのお悔やみや励ましを頂きました。
ありがとうございます。

父の入院は開店の時期とほぼ重なり、
結局店には開店準備の頃に来てもらったのが最後となりました。
数枚の写真を、亡くなる2週間ほど前に
たまたま見せていたのですが、
まさかこのようなことになるなんて思いもよらず、
せめて写真だけでも見せることが出来て良かったと振り返っていました。
でもやっぱり、
カウンターで珈琲を飲んでいってほしかったなって思わずにはいられません。

手回しの焙煎機を回している赤い機械、父が作ってくれたものです。
機械いじりがとてもうまくて器用な人でした。
店のことも楽しみにしていて
「今度はあれをやってやるからもうちょっと待ってろ」
とか、あれこれ気にかけてくれていました。
もっともっと頼りにしていたのに、まだ早いよ・・・。

思えば私たちがこういう道を選ぶことに初めは反対していた父でした。
たくさん心配もかけました。
でもようやく独立して店を持つことをとにかく喜んでくれて、
たくさん力を貸してくれたんです。
今回のオープンでやっと少しは安心させることが出来たかと思っていました。

天国の父を心配させないように、
ますます頑張らなくっちゃね。
もう、こんなの親離れも無理矢理すぎですけど。

大きな悲しみは、いずれ時を経て
大きな優しさに変わってくれればと思っています。
ゆっくりゆっくり。

2009年12月3日木曜日

臨時休業のお知らせ

12月5日(土)都合によりお休みとなります。
ご了承下さいませ。。。

お嫁に行く

壺がお嫁に行きました。
心の中に留めてはいましたが一押しの子でしたので感慨深いです。
すごく気に入っていただいたようで、なにより。
かわいがってもらってね。

作品が売れるのはとっても嬉しいことで
でも少し寂しい感もあり
まさに「お嫁に出す」感じなのです。
間違っても婿に出す感じではないな。
婿はホレ、おまえがしっかりやるんだぞ、と。

我ながら器に関しては作る方に情熱が傾いてて
使う方にしてはいまいちなんです。
作り散らかすタイプね。

だから大切に、素敵に使ってくれそうな方の所にお嫁に行く子達を見るのは
ハッピーエンドを見てるよう。
うん、よかった。

と。
喜んでいただけたことを励みに、
また壺に挑戦しよっと♪

ガッツンとくる味

勝手に珈琲講習会2回目~。
おしかけ~。

どれ使っていい?と聞いたらグァテマラの名前がありました。
今日のターゲットは君に決まり。

素人目にもよくわかる深煎り。
これはガッツンと濃く出してみよう、と思ったのです。

先に結果を言いますと。
ぼやーとなりました。
何故?

きのうの反省からちゃんと100ccに。
膨らまし方も慌てることなく
結構気分的には贅沢にエキスを出したと思っていたのに。

勝手に腹を立てて旦那に濃い珈琲の出し方を実践してもらいました。
2通りほど聞いたんですが、
1つはいまいちイメージできずじまいだったので
きっとまだレベルがそこに達してないんだろうと即聞き流す。
んで、まだわかりやすかった方法を採用。

熱い蒸気と圧力をかけて少量で抽出する「エスプレッソ」をイメージした型。
今後「エスプレッソタイプ」と略します。
たぶんそんなに使う機会はないかと思いますが。

まず、お湯はぐっつぐつに沸かします。
ピーってなったからって急いで止めてはいけません。
あくまで熱々。
えー、沸点って100度じゃん。とか言わない。
麺類茹でるときもぐらぐらにしとかないとヘニャってなるじゃない。
(何がぐらぐらで何がヘニャなのかは察してください)
エスプレッソをイメージです。

そしてネルに入れた豆は振ったりしてなるべく中の間隙を少なく。
せまーく、圧力がかかるように。

いよいよお湯を落とします。
普段は割と真ん中にぽたぽたとゆっくり落として蒸らすのですが
今回は初めから広い範囲にぽたぽた落としていきます。
主に温度の問題。
全体に熱く、冷めないように。
膨らんでくるのですが、
あまり膨らむと粉同士の隙間が広くなって薄くなっちゃう。
ゆっくり過ぎると温度が低くなっちゃう。
その辺を気にしながらネルの中でお湯をひろーく落としつつ
少々少なめに点て終わる。80ccくらい。

飲む前に温め直すことで、より味もガッツン来ます。(表現乏しい)

うまくできなくて腹を立ててみたりしつつも
結構おもしろいんじゃない?と思い始めた2日目。
単純そうな粉にお湯を落とすことの中に
いろんな要素があって
「自分で操れそうだ」という可能性がたまらない。
ある意味無限大でしょう?

珈琲は紅茶にはならないから大丈夫。
好みの味も腕次第。
そこを楽しもう。

2009年12月1日火曜日

ようやく重い腰を上げる

ええと、私たち夫婦、今年で結婚10周年を迎えまして
その数字に思わず「うへぇ」となるばかり。

で、それほどの時間を一緒に過ごし、
初めて私「珈琲講習会」を開いてもらいました。
会、とはいってもなんてこと無い、
「やってみたい。教えて」「いいよ」なんですけど。

基本毎日淹れてもらえるし。
イタリアの男が胃袋を捕まれているがごとく、
私はカフェインで捕まえられていると言われても否定できず。

でもほら。
熱血を注いだ大工さんごっこが終わってしまったではないの。
やきものは冬期間工房閉鎖中。
これまでは小物をチマチマ作っていたのだけど。
なんだかみなさん
「手伝うんでしょ?」「やっぱり夫婦で力を合わせて・・・」と言ってくださるので。
少しは手伝わなくてはきまりが悪い気がして立ってみるんだけど
我ながら表に立つのは度量不足すぎて裏方に引っ込みたくなること度々。
スマイルゼロ円すらうまくできません。
そんな中、基本熱中したがりの血が向かう先は・・・

向かっても正当化されてしまう「珈琲」じゃないですか!
ババーン!

そんなこんなで、この冬は「珈琲をおいしく淹れられる私」にタイトル決定。
内心、主婦をなめんな、
主婦業による日々の鍛錬はきっとあっという間に珈琲を体得するに違いない、
と燃えております。
敵もライバルもいませんが。

前置きが変に仰々しく長かったですが
中身はさらりと。(え?)

今日の材料 ブレンド・ブルーマウンテン各18g 
        沸騰している熱いお湯たっぷり
    道具 ネルドリッパー、ビーカー

抽出時の感想:ぽたぽた落としたのに粉が一気に膨らんだので
          思わずビビリ手を止め見守ってしまう。
          ぺしゃった粉はその後お湯を注いでも膨らまず。
          気ばかり焦って湯量が多くなり薄まる。

ええ。
漫画みたいな結果に。
 
ペーパードリップで良く頂く薄い珈琲ができあがりました。
ただ、偶然薄くなったのでペーパーとの違いはよくわかりました。
まろやか。
ペーパードリップって味が硬いような。
大概ネルで、もっとずーっと濃く淹れて飲んでいたので
「まろやか」なんて優しいイメージはなかったのですが。
なんでしょ、1番風呂と後の風呂みたいな?お湯がまろやか?
ネルの方はもとの水っぽいところを感じませんでしたよ、薄いのに。

先生からの教えでは
豆の状態(焙煎後どれくらい時間がたっているか、煎りの深さ)で膨らみ方が違うそうですよ。
膨らみやすい・膨らみにくいそれぞれにちょうど良く膨らませて蒸らしたいわけだから
頭の内がかなり重要ってことですね。

ちなみに濃く出したいときはチビチビと
薄く出したいときはドバドバと入れるのでしょうか、と質問したら
やっぱり頭の方が先ほどの理由でも大事なので
同じように丁寧に出して後半で量を調節するらしいです。
「うん、君いい線行っているけど惜しいね」いや、そんなことは言っていませんでしたけど。

ブルーマウンテンは淹れてもらって味の変化を体感。

一瞬別のかと思ったー。
この前と何でか酸味の種類が違う・・・。
この前はすっと通るようなきれのある酸味。
今日はフルーティな感じ。
どっちかというと前回の感じの方がインパクトあって好きだなぁ。
香りはナッツみたいな香ばしさで最高。
そう、この香り、豆のままで嗅いでも抽出してもずっと残っている。
これはあたりまえと思いきや、
コロンビアの大好きなチョコレートの香りは残念ながら抽出後には消えちゃってたりする。

よく珈琲の味の説明にある○○フレーバーって、私はあんまりわかんないです。
あれ豆のまま嗅いだとき?
それともやっぱり口に含んだとき?
珈琲屋のカミさんにしては問題発言しちゃってる気もしますが、
みなさんあれよくわかるんですか?
なるほどね、って購入するんですか?
誰か「珈琲は珈琲だろ!」って大声で言っちゃってください。すっきりする。
とか言いつつもうちのネットショップでもモカに花のようななんてのせちゃってるんですが。
私は「華やか」に変換して理解しています。
味とか、香りとか。
共有できる何かの体験に重ねて「んー・・ああ、なんとなくね・・」と言うところで表現してみたり
それがたまに「はまりすぎ!」になってみたり。
そういうものなのかもしれないですが、
「はまりすぎ」の時は確かにおもしろいので今後の講習レポートでも
頑張って例えてみますね。半分はおもしろさを狙って。
空耳のごとく。

ああ、また話が反れた。

今日のまとめ
   珈琲は紅茶にはならない。
   大丈夫。